粥見井尻遺跡(県指定史跡)
粥見井尻遺跡 (かゆみいじりいせき)(日本最古の土偶)
平成8年9月、松阪市飯南町の粥見井尻遺跡で縄文時代草創期の土偶が、ほぼ完全な形で発見されました。 今から時代をさかのぼること約1万2千年から9千年。 土器や弓矢が使われ始めた縄文時代草創期のもので日本最古のものとみられています。 女性の上半身を形どった、全長 6.8cm、幅4.2cm、厚さ2.6cmの小さな土偶ですが、 縄文時代の精神文化誕生をひもとき、その時代の人々の暮し、 社会の様子などを解明していく上で大きなヒントになるものと全国から注目されました。 このほか粥見井尻遺跡では、竪穴住居跡などの遺溝とともに、 矢柄研磨器や隆線文土器片など縄文時代草創期を特徴づける遺物が発掘されました。 (県史・2000/06/19(H12)・国土交通省・三重県) 今から約1万二千年前のムラの跡。粥見井尻遺跡は、竪穴住居を建て替えて住み続けた跡であり、大変貴重な遺跡です。 <粥見井尻遺跡> 県指定史跡 : 指定登録日 2000(H12)年6月19日 指定面積 : 1,695.84㎡ 市 町 : 三重県松阪市 所在地 : 松阪市飯南町粥見字井尻ほか 所有者 : 国土交通省・三重県 年 代 : 縄文時代 草創期 【アクセス】JR・近鉄松阪駅から飯高地域振興局方面行きバス40分粥見神社下車 伊勢自動車道・松阪インターから国道166号経由車30分 【問い合わせ先】 松阪市教育委員会飯南教育事務所 〒 515-1411 松阪市飯南町横野848 松阪市飯南産業文化センター内 TEL 0598-32-2300 FAX 059832-2559