堀面地蔵

『堀面地蔵』の由来
このお地蔵さんは、天保年間(1830~44年)、失恋のために松坂城のお堀へ身投げした娘さんの霊を供養するため、その両親によって建立されました。その当時、このあたり一帯は松坂城のお堀でした。そのお堀の側にあったので「堀面地蔵」と名付けられました。ひとことの願い事なら、必ず叶えてくださるという言い伝えから、「一事地蔵」とも呼ばれています。 平成13年(2001年)道路拡張工事に伴い整備され、新しい境内に変わりました。 大変ご利益があるということから、毎日、多くのお参りがありましたが、新しくなってからは、されにお参りも増えました。平成20年頃には「松阪のパワースポット」などと言われ、文字通り老若男女がお参りされています。 堀面地蔵 松阪市殿町1465-62(幸小学校正門前、コメダ珈琲店隣) 堀面地蔵ホームページ→堀面地蔵 |
堀面地蔵奉賛会
昭和初期、幸二丁目の有志で結成されました。それ以前には、会式にたくさんの行燈を飾り映画鑑賞などの行事も行ってきました。その後、規約が出来、境内の維持管理・会式の開催・会員相互の親睦と共に浄財を社会に還元するボランティア団体としての活動を展開しています。
会式(えしき)
毎年8月23日境内では当日の朝7時頃から夜8時まで御膳料を受け付け、御供物・お守り・絵馬の授与や福引を行っています。午後3時から、法寿寺の蓜島住職による法要を行い、その後、青少年育成助成金の贈呈式を行います。
絵馬・お守り
お参りとともに、たくさんの方々がひとことの願いや想いを絵馬に書いて奉納されます。天然秋田杉柾板の絵馬は樹齢200年以上、なかには500年以上も経った材もあり、渋さと豪華さで高級感あふれる立派なものです。
絵馬〈1枚〉300円、お守り〈1体〉400円
青少年育成助成金・義援金の交付
平成13年より、松阪市及び近隣市町でスポーツや文化活動などを行う青少年団体及び青少年育成に寄与する団体に対し、毎年4団体、各団体に金5万円を助成しています。平成28年までに延70団体に助成してきました。また平成16年の宮川村土砂災害をはじめ、東日本大震災など国内外の大きな災害に対して、義援金をお届けしました。
◆堀面地蔵