大谷嘉兵衛 (川俣郷土資料館 大谷嘉兵衛資料館)

大谷嘉兵衛は
伊勢茶の基礎をつくった実業家
1844年(弘化元年)12月22日生まれ。
19歳で横浜の茶商小倉藤兵衛へ奉公したのち、居留地のスミス・ベーカー商会の製茶買い入れ方として雇われ、海外との取引責任者となりました。
明治5年(1872)には、粗製の防止と品質の改良のため、製茶改良会社を設立し、輸出製茶の品質向上に尽くし、同17年(1884)、農商務省を説いて全国の茶産地に茶業組合を設立、また全国組合として中央茶業本部を創設しました。
明治31年(1898)アメリカは日本茶に対し、輸出茶の原価に相当するほどの厳しい関税を課してきました。
そこで翌年(1899)、全国茶業者大会において茶関税に対する対策を協議し、嘉兵衛は撤廃運動のために渡米を決意し、アメリカ・フィラデルフィアでの「万国商業大会」に日本代表として参列し、関税の廃止を主張し続けました。そして、アメリカの財務長官や農務長官を訪問し茶関税撤廃に努力し続けた結果、大統領ウィリアム・マッキンリーとの会見を許されることとなり、明治36年(1903)ついに関税が撤廃され、日本茶の輸出は活気を呈することになりました。
◆長楽寺
※大谷嘉兵衛のお墓のある長楽寺の入り口手前には銅像があります。
◆川俣郷土資料館 大谷嘉兵衛資料館(川俣小学校(休校)内)
※大谷嘉兵衛資料館は、川俣小学校(休校)内にあります。
※川俣小学校(休校)入口には古い道具が置いてあります。
◆川俣郷土資料館 大谷嘉兵衛資料館(川俣小学校(休校)内)
松阪市飯高町粟野481
松阪駅から約40㎞
車で約50分
※資料館のへお越しの際は【大谷嘉兵衛の会】にお電話ください。
◆茶王 大谷嘉兵衛の会 事務局
松阪市飯高町富永80-2
0598-45-0335
お問合せ:090-3151-7327(小林典子)